歯並びが悪くなる原因
このような「お悩み」はありませんか?
- 歯並びが悪い、生え変わりが遅い
- ロ臭が気になる
- ロをポカンと開けたままが気になる
- いびきをかく、歯ぎしりが止まらない
- 寝相が悪い、 おねしょが続く
- 食べるのが遅い、くちゃくちゃ音を立てて食べる
- 発音が聞き取りにくい
- 歯並びはいつから治療開始すればいいのか
- 歯科矯正は色々な治療法があってどれがいいのかわからない
そもそもなぜ歯並びが悪くなるのでしょうか?
「お口ぽかん」「口呼吸」
「お口ぽかん」は、その多くは唇の力が足りない場合になります。永久歯の前歯の生える時期(小学生低学年くらいの時期)に「お口ぽかん」をしていると、出っ歯など、歯並びがどんどん悪くなります。
歯は、唇、頬、舌に囲まれた空間にありますが、「口呼吸」をすることで、常にお口が開いていると、その方向に歯が傾斜して、出っ歯や、ガミースマイルになり、口元や顔つきもかわっていってしまうこともあります。
「低舌位(ていぜつい)」
「低位舌(ていぜつい)」では、下顎の成長方向が前方へ向くため、受け口となってしまう場合があります。また、舌の上顎への舌圧不足によって、上顎の歯列の成長不足が起きて、叢生になってしまうこともあります。
「指しゃぶり」
「指しゃぶり」の癖は、一般的に、2歳頃までは唇の刺激から口腔周囲筋の育成につながりますので問題ないといわれています。しかし、4歳以上まで続く場合は、前歯の開咬につながったり、上顎前突になったりしてしまいます。
3歳になったら指しゃぶりをしないようになっていくように優しく導いていく必要がります。
口呼吸による様々な弊害
鼻呼吸の場合、鼻汁、鼻毛、鼻腔内の構造が吸い込む空気の汚れを捕まえ、さらに加温・加湿されたうえで、空気が肺に送られます。しかし、これが口呼吸の場合、空気の汚れ、細菌、アレルギー物質を直接取り込んでしまうことになり、風邪、インフルエンザなどの感染症にかかりやすくなったり、扁桃腺やのどの炎症、さらにはアレルギーにもなりやすくなってしまいます。
また、鼻腔内で外気によって脳をクールダウンさせる、車のラジエーターのような機能が使われないため、ぼーっとなり、成績不振につながるといわれています 。
さらに、口呼吸の場合は、定期検診して歯磨きしていても、口腔内細菌が増殖しやすくなります。そのため虫歯になりやすくなったり、歯周病が進行しやすくなったりします(唾液量・緩衝能には影響しません)。
姿勢が悪くなったり、運動機能の低下も指摘されています。
このように全身の健康に様々な影響を及ぼす可能性からも、口呼吸は早期に改善しておく必要があるといえます。
「口腔機能発育不全」が悪い歯並びの原因に
「口腔機能発達不全」とは、生まれつき骨格や筋肉の発達に影響を与える病気(小顎症、ダウン症、巨舌症など)がないのに、「食べる機能」「話す機能」「呼吸などの機能」が十分に発達していない状態のことです。
「口腔機能発達不全症」は、トレーニングなどによって日常生活の癖や習慣を改善することで改善が見込めます。健全に成長していくためにも、赤ちゃんや子供の頃のお口の成長がとても大切になりますので、「口腔機能発達不全症」がある場合は、早期改善が必要です。
セルフチェック
チェックしてみましょう。一つでもあれば「口呼吸」の可能性が高いです!
- 朝起さたときに喉が かわいている。ヒリヒリする
- 気がつくと、ぽかんとロを開けていることが多い
- 口臭が気になる。
- いびきをかく、もしくは歯ぎしりをする
- 風邪をひきやすい
- 喉がかわきやすい
- 唇がいつもかわいている。唇がカサカサ
- くちゃくちゃと音を立てながら食事をする
- 唇を閉じると梅干しのようなシワができる
- たらこ唇、受け口、出っ歯、への字口