顎顔面口腔育成治療

顎顔面口腔育成治療(バイオブロック矯正)

顎や顔面の骨を正常な方向に発育していくように導く 

一般的な矯正治療は歯並びをきれいにすることだけを目標に治療を行いますが、歯並びが悪くなっている根本的な原因にフォーカスしたものではありません。

顎顔面口腔育成治療(バイオブロック矯正)では、下方向に発育しようとする顎や顔面の骨を、正常な方向に発育していくように導くことで、自然に歯が並ぶスペースが得られるようになる治療方法です。

床矯正と装置の形は似ていても全く異なる矯正治療

床矯正と顎顔面口腔育成治療では、装置の形は似ていても全く異なる矯正治療です。床矯正は、顎骨の上部を、側方に拡大していく治療であることに対して、顎顔面口腔育成治療は、顔が長くなる(ダウングロース=下方成長)成長方向を修正し、顎顔面が本来あるべき位置に誘導していき、結果として歯並びも良くなる治療です。 顎の発育を正常にすることによって歯並びを自然にきれいに生え揃えることができます。顔面口腔育成治療では、咽頭部(空気の通り道・気道)を広くできる可能性が高く、「呼吸の改善」も見込まれます。

例えば「たわんだ」あごの骨の歯とその周りだけを側方拡大しても、無理があり、後戻りの原因にもなります。バイオブロックは、ダウングロースによって正常よりも下方成長してしまった骨に対し、それを本来あるべき前上方に成長を促していくことで、根本的に改善していき、結果として歯並びが整っていく治療方法です。

「異常な呼吸の改善」であったり「理想的な気道の育成」を重視 

顎顔面口腔育成治療(バイオブロック矯正)は、「結果的」に歯並びを治す方法で、それよりも重要である、「異常な呼吸の改善」であったり「理想的な気道の育成」を重視した治療です。